これって病気?どう治す 回答者:要町病院院長 吉澤孝之
 
爪の先端が割れやすくなった
Q 最近、爪の先端が割れやすくなりました。爪の色も白っぽい感じです。歳のせいでしょうか?(47歳 女性)
 
 
A 原因で多いのは、爪の栄養不足や乾燥。爪のケアを行うとともに、その背景にある貧血や冷え症の改善を。
   爪は、カルシウムでできていると思っている人が多いかもしれませんが、実は髪と同じケラチンというたんぱく質でできています。皮膚の角質層が変化したもので、皮膚の一部ともいえます。健康な状態のときは、毛細血管の色が透けて見えるため、全体的に薄いピンク色をしていますが、そのときの体調などによって、さまざまな色や形状に変化します。
  爪が割れやすいときに、まず考えられるのは、爪の栄養不足と乾燥です。栄養不足の原因は、貧血や血流の低下。爪に届く栄養も不足するため、弱くて割れやすくなります。また、爪が白っぽく見えるのは、血液中の色素や血流の量が、健康なときよりも少なくなるためです。特に貧血や冷え症の人、たばこを吸う人は、指先の血行も悪くなりやすいので、まずそこから改善しましょう。
  日頃から、バランスのよい食事を心掛け、特に鉄分や血行をよくするビタミン類、爪の材料になるたんぱく質をしっかりとりましょう。また、適度な運動や入浴の習慣で、体を冷やさないことも大切です。
  もう一つ、爪にとっては乾燥も大敵。マニキュア除光液や洗剤などで、表面の脂分が奪われ過ぎても、白く割れやすくなります。しばらくはマニキュアをつけるのをやめ、ハンドクリームや爪用オイルで油分の補給を。また洗い物をするときには、ゴム手袋を着用しましょう。
 なお、肝臓や腎臓などの内臓の疾患や、爪の水虫(爪白癬)でも、爪の色が白っぽく濁ることもあります。特に疲れやすいとか、体がだるい人、糖尿病の人は要注意です。
 
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